publisher

「殉愛」について、発行元である幻冬舎社長・見城徹と作者・百田尚樹の発言集

※百田尚樹のtwitterによる発言→百田Twitter「殉真」後の百田氏の反応


幻冬舎・見城社長


出版・金スマ放映前日

?**** 2014-11-07 03:27:19
今日の夜TBSの金スマでやるやしきたかじんさんの特集も見城さんの仕掛けの一つなのかな

見城徹 2014-11-07 06:28:58 #3710
今、6:30。スポニチ、日刊スポーツ、報知新聞を見た。「殉愛」バカでかい。関西はもっとでかいだろう。決戦の一日目が始まった。

「殉愛」出版後&金スマ放送後

見城徹 2014-11-06 23:31:51 #3709
「殉愛」いよいよ明日発売。仕掛けは全部終わった。燃え尽きた。

マ**** 2014-11-07 09:19:24
こりゃ、やられましたわ、見城さん、早速書店に行って手に入れます。
日刊スポーツの芸能面見てもう目がうるうるです。ありがとう、ホリエモン曰く天才編集者、見城さん。
見城徹 2014-11-07 19:51:47 #3731
お恥ずかしい。これから金スマが始まります。これが今回のプロジェクトの前半戦の目玉です。

見城徹 2014-11-07 08:17:01 #3718
それ意外に何があるんですか?

見城徹 11月8日
百田さんは作品も人間性も素晴らしい。また、タッグを組みたいです。
幻冬舎の担当編集者の高部が百田さんにガッチリ食い込んでいるので、「殉愛」も出来たんですよ。


玉**** 2014-11-08 10:04:35 
昨日の金スマ以降、ものすごくたくさんのコメントがあったにもかかわらず返信いただき、感激です。
今日も大阪では、殉愛取り上げられますね。録画して、じっくり観ます。 
この秘話を幻冬舎さんから出版されたのは、さすが見城社長としかいいようがないです。
見城徹 2014-11-08 10:40:12 #3801
有難う。土曜、日曜と仕掛けてあります(笑)。

玉***
殉愛。一気読みでした。こんなにも献身的女性をなぜあそこまで悪く書いたのだろうか?
記事を書いた人、リークした人は、恥ずかしく思わないのだろうか?
メディアでほとんど語られなかった話を、本で公開。ダディの仕掛けと似ているのかな?と思いました。
ぜひ、ミリオン行って欲しいですね!
見城徹 11月8日
僕も信じられない気持ちでした。でも、本当にあった話です。無償の愛について考えさせられます。

見城徹 11月8日
有難う。いかに今までの記事がデタラメだったか、よく解りますね。そう、ダディと仕掛け方は似ています。

見城徹 11月8日
「愛と死」「献身と充足」をここまでノンフィクションで書いた作品が他にあったでしょうか。
柳**子? 2014-11-08 22:22:34 
金スマ観ました!見城さんの仕掛け、さすがです(^^)
見城徹 2014-11-09 06:48:23 #3849? 
有難うございます。綱渡りの連続でした。でも、綱渡りしてないと生きている実感がないんです。
次の綱渡りをどう探そう?実は二年がかりで静かに熱狂している作品があるんですが、 
それは作品本位で、プロモーションは出来ないものなんです。来年の春ぐらいには出せると思います。
しかし、柳沼、綺麗だなあ!

見城徹 11月9日
金スマは短期間で、よくあそこまで出来たなあ。百田尚樹さんの作品は素晴らしいけど、金スマも凄い!

薫*
2度目読みました。 改めてさくらさんの姿勢に心打たれるとともに、 冒頭の、偲ぶ会で野次を飛ばす女性の向こうに 「その男に1番愛されるのは私のはずなのに!」と泣き叫ぶ、 幼い女の子が見えました。
見城徹 11月9日
へーえ。見えたの?凄いね。僕は不快感だけが残りました。

2014/11/9
m**
殉愛読了させて頂きました。たかじんさんという猛烈な熱風に集まる天使と悪魔。悪魔にののしられ痛めつけられる天使の姿、そしてそれでもブレない天使のこの上ない愛に終盤涙せずにはいられませんでした。単なるコマーシャル的な本だったら、ここで本気でクレーム上げようと思っていた自分が情けないです。たかじんさんのご冥福とさくらさんの今後の幸せをただただ願うばかりです。ありがとうございました。
見城徹
「天使と悪魔」の比喩、決まりましたね。「熱風」もいいし。単なるコマーシャル的な本ではないと言って頂けてほっとしました。素晴らしい本は流通させたい、そのための仕掛けです。

初めてコメントします。僕は1年半前に悪性腫瘍の切除手術をしました初期だったので今は元気に過ごせています。殉愛が出版されてから色々な報道が鬱陶しく感じます人な死をなんて思ってるのかな?ってそれは、たかじんさんが望んだものだったのかな?とも思います。まだ読んでません読んでからコメントするべきなのは分かってます。ただ何か僕の中の何かが我慢出来なくなってコメントしました。また読んでからもコメントします。

見城徹
11月10日
コメントしなくていいですよ。もう来ないでね。さようなら。

金**** 2014-11-10 22:42:23
ちなみに前半のイタリア行きのチケットを縦に引き裂いたシーン。是非ドラマ化するなら入れて欲しいです。
見城徹 2014-11-10 23:12:03 #3966 
必ず入ります。

画像を表示
玉**** 2014-11-10 22:46:42
殉愛の映画化、いいですね!しかし、たかじんさんの役、誰ができるのだろうか?実在した人で、あれだけの存在感があった人、できる人いるのだろうか?
見城徹 2014-11-10 23:13:09 #3967 
いますよ。今は堤真一ど竹内結子を考えてます。

N**** 2014-11-11 00:51:38
この二人のキャストで映像化考えただけで涙が、金スマから涙腺が崩壊しています。
見城徹 2014-11-11 06:48:04 #3984 
でしょう。竹内結子はどんどん芝居が上手くなっています。「不思議な岬の物語」も「君となら」も実に良かった。
堤真一は演技力のは定評があるし、関西人だし、メイクして、眼鏡かければピッタリですよ。 

y**** 2014-11-11 17:46:54
50歳代介護職です。殉愛読み終わりました。 
介護に携わる者として、私の中で何かが変わりました。 
たまたま緩和ケアの研修を終えて立ち寄った看護師の息子に勧めました。
 殉愛はノンフィクション小説だけではなく、
医療従事者・介護職の手引きともなる本だと思いました。
さくらさん、見城さん、百田さんありがとうございました。

見城徹 2014-11-11 18:38:16 #4011
有難うございます。一つ間違いを訂正させて下さい。
「殉愛」はノンフィクション小説ではありません。 
完全なノンフィクションです。そこは重要なので、よろしくお願いします。

画像を表示

「殉愛」の差し止め請求について

画像を表示
カ**** 2014-11-21 21:44:29
久々の投稿です、こんにちは。殉愛、出版差し止め提訴って本当ですか?

見城徹 2014-11-21 22:16:46 #4645 
まだ、訴状が届いていませんが、本当です。大したことではありません。徹底的に戦います。

2014/11/22
や****
「殉愛」裁判になるんですね。たかじんさんの番組の関係者がさくらさんを支えているのを見ればどちらが正しいか自ずとわかりますね。
見城徹 11月22日
有難う。想定内です。結審まで2年くらいかかると思います。

見城徹 11月22日
たかじんに出会ってからのさくらさんの献身的な看病は実名の医師や看護婦の誰もが感嘆するものでした。最後にさくらさんに巡りあったたかじんは幸せだったと思います。


著名人とのやりとり

井上公造 2014-11-07 13:11:18
今朝からどこに行っても「殉愛」の話題です。ハワイでも、今日から書店に並んでいて、
ハワイ在住の日本人が購入しているそうです。ボクのことを「公造」と呼ぶのは、たかじんさんと見城さんだけです。
そのたかじんのことを書いた本が、幻冬舎から出版されたことにも縁を感じます。

見城徹 2014-11-07 21:04:32 #3740 
7日一斉発売にするのは苦労しました。しかし、ハワイまで。ビックリします。 
前にも公造から、僕のことを公造と呼びつけにするのは、たかじんさんと見城さんだけです、 
と聞いたことがあります。ここでも小さな運命の糸ですね。

井上公造 2014-11-22 18:46:29 
少しは体調が良くなって、ホッとしています。見城さんの生き様は、ボクにとっては人生の道標です!
いつまでもお元気で、パワフルどいて頂かないと困ります。今後ともよろしくお願いします。

見城徹 2014-11-22 23:20:12 #4699 
ハワイにいるんだろう?いいなあ。そちらこそ、無理しないようにね。


秋元康? 2014-11-07 03:12:30 #2844 @ 秋元康のトーク
今日、幻冬舎から百田尚樹さんのノンフィクション「殉愛」が発売になります。やしきたかじんさん最後の741日を描いた本です。是非、読んでください。

見城徹? 2014-11-07 08:08:32 #3716 @ 見城徹のトーク 
秋元のことは、その才能を見抜けなかったと、後悔するたかじんの記述が「殉愛」に出て来ます。
秋元と百田尚樹さんのことは病床で相当気になっていたようです。 
しかし、こんなノンフィクションは奇跡的ですね。御協力、有難うございました。

秋元康? 2014-11-07 02:58:36 
放送作家時代、やしきたかじんさんに詞を見せてボロクソに言われたことがある。
もちろん、たかじんさんらしい愛に満ちた言い方だったが…。作詞家になって再会した時、たかじんさんに言われた。
「俺の最後の曲はおまえが書け!」たかじんさんに褒められたかったなあ。 
亡くなる前に打ち合わせでお会いした時、しあわせな顔をしていた。殉愛してたんだなあ。 
今日、発売の「殉愛」を読んで、しあわせな死に方を考えた。 

秋元康? 2014-11-07 03:30:51 #2845 @ 秋元康のトーク 
僕もたかじんさんにいろいろお世話になったので、涙で文字が読めなくなりました。

AKB48グループ新聞瀬津真也 2014-11-08 01:05:27 #1062 @ AKB48グループ新聞瀬津のトーク 
755の名物、幻冬舎見城社長はよく取材しております。
百田尚樹さんも、共通の関係者を通じて何度か会食させていただいたり、お話を聞かせてもらっていました。 
今はAKB48Gがメーン担当の1つですが、ほかにもっと 
担当歴の長いタレントさんをかなり抱えています。


作者・百田尚樹氏


公式サイト(※現在は削除済)の書籍紹介ページより

殉愛(幻冬舎)
発売日:2014/11/7
やしきたかじんの最後の二年間を描いたノンフィクション。
一部のアンチからは「捏造だ」と謂れのない非難を受けているが、本書に嘘はありません。
内容には絶対的な自信を持っています。
ネット上で未亡人に対する誹謗中傷が凄まじいですが、晩年のたかじん氏と未亡人を見つめ続けた多くの人の中に、彼女を悪く言う人は、ただ一人を除いては誰もいません。
いずれすべてが明らかになるでしょう。
(作者より)
  • 殉愛に登場する作者への賛辞
P10 「実はやしきは百田さんの大ファンで、最後に読んだ本は、百田さんの『海賊と呼ばれた男』でした」
P13 主人が百田さんの大ファンで、近年本を買わなくなっていた主人が、最後に選んだのは百田さんの「海賊と呼ばれた男」でした。
「私も彼の影響で百田さんのファンになりました」
P14 こんな才能あるんやったら、発掘しといて、僕の本書かせたらよかった!
「おもろい、こいつすごいな」
P15 「委員会出るんやったら、井関にゆうてサインもろたろかな!こらもうファンやな!」
P17 「やしきが百田さんの大ファンでした」
百田に委員会で喋らせる。おもろい。(略)本物のテレビマンであり、ジャーナリストであり、作家でもある。(略)気持ちええくらい正しい。強い。
P18 こういう人間をなくしたら、日本の報道もテレビもくさる。これ以上つまらん世界はあかん。久々の逸材。
委員会で百田しっかり守る。発言守る。(略)海賊で久々に本で泣く。こういう人間、作家こそ命や。(略)ええ仕事を一緒にできる人間や!企画ねる。正直、真っすぐ、正しく生きる奴と友情つなぐ
P23 未亡人がたかじんとのことを私に話してくれたのは、亡き夫が尊敬し、会いたがっていた人物に、自分たちのことを知ってもらいたい!という純粋な気持ちからだった。
P202 たかじんは私のトークを見て、さくらに言った。「こいつ、めちゃくちゃおもろい!最高や。笑わしよるな」「こいつは『ナイトスクープ』を作ってる構成者で、一、二度会ったことがあるけど、こんなにおもろい奴とは知らんかった。こいつはどんでもない逸材や!」
P210 「カイゾクさくらに読んでもらう。時々漢字とばすんもかわいい。せやけど泣いた。ええ、泣いた。こんな本書ける奴がおんねんな。これは、僕ら世代にはたまらん。映画になったらええ、なるやろ、これをせんでどうする?見る目ない奴ばっかか」

  • 「殉愛」執筆のきっかけとなった百田氏とさくら氏の出会いについては当wiki《その他の疑問点》を参照


週刊誌等でのインタビュー

週刊文春 2014年12月18日号記事 「林真理子さんの疑問にお答えします」の概要

 ※この反論のきっかけとなった林真理子の発言はこちらを参照
スレ★85より)
178 名前:可愛い奥様@転載は禁止[sage] 投稿日:2014/12/10(水) 18:03:23.23 ID:V5psBJh20 [1/4]
文春早刷り
100タコの反論
林さんが発言したことの影響は大きい。 
著者として作品に対して呈された疑問には 
答える責任があると考える。

事実として重婚はない。 
未亡人の戸籍を見ているが、08年12月にイタリア人男性と日本で入籍 
2012年3月に離婚、たかじんと入籍したのは2013年10月 

・・・・ダニエルの離婚とごっちゃにしている模様

185 名前:可愛い奥様@転載は禁止[sage] 投稿日:2014/12/10(水) 18:06:14.32 ID:V5psBJh20 [2/4]
>>178
続き
イタリアで、文化や考え方の違いから、夫婦仲がうまく行かなくなり、ほぼ別居状態に。 
日本にいる家族に心配させたくないため、関係は良好とブログに書き続けた。 
夫がイタリアから離婚同意書にサインするために来日したのと同時期、 
たかじんに会う。たかじんは彼女の事情は知っていた。
離婚の相談に答えているメールも残っている。 

203 名前:可愛い奥様@転載は禁止[sage] 投稿日:2014/12/10(水) 18:10:04.77 ID:V5psBJh20 [3/4]
>>185
続き
彼女は他にも離婚歴があったが、たかじんは彼女のすべてを受け入れて結婚。
ただし、妻のプライベートは公表したくないと考えていた。
(別に本なんか書かなきゃウソのプライベートを公表する必要もなかったんじゃ・・・ 
という突っ込みはさておき) 

100タコは、迷った末に彼女の離婚歴は書かなかった。
でも、デマが延々と流されるきっかけを作ったことは、100タコの判断ミスである。

最後の二年間を誰よりも献身的に支えたのは事実。 
本には何人もの病院関係者、たかじん氏の友人が、実名で証言している。 
(出た!血判状) 

224 名前:可愛い奥様@転載は禁止[sage] 投稿日:2014/12/10(水) 18:14:05.31 ID:V5psBJh20 [4/4]
>>203
続き

100タコはたかじんの遺言書も見ている。
自らの意思を弁護士に告げている録音テープも聴いている。 
遺産の大半は寄付。ただ、自分が亡くなった後、妻が生活に苦しまないように、 
いくばくかの財産(主に不動産)を遺している。
(業務イタコ契約についてはスルー) 

100タコは未亡人に200時間以上取材。(つまりさくら以外には100時間しかしていない)
人の心の奥底に何が潜んでいるか、見えないことはあるだろうが、 
自分の目に曇りがあったとはとても思えない。以上!


週刊新潮 2014年12月18日号記事


「私は『殉愛』を執筆するにあたって、さくらさんにイタリア人男性との結婚歴があることは聞いていました。
が、私が本で描きたかったのは、たかじんさんの“最後の2年間”であって、さくらさんの過去ではない。
それで、さくらさんの婚姻歴についてはあえて触れなかったのです。
ただ、現在、“重婚”という事実無根の話がネット上でまことしやかに語られているのを見ると、イタリア人男性との婚姻歴については、
本の中できちんと説明しておいたほうが良かったかもしれない、と反省しています」

※この記事について、百田尚樹のtwitterより

百田尚樹 ‏@hyakutanaoki
今、私がいくら本当のことを言っても、多くの人は聞く耳も持たないだろう。「フラッシュ」と「週刊新潮」にはすべて真実を話したのに、記事は全然違うものにされた。
どこかに、真実だけを書く気骨あるジャーナリストはいないのかな。
真実が明らかになった後には、ぞくぞくと出てくるだろうけど。
4:26 - 2014年12月24日

週刊朝日 2014年12月26日号記事


――さくら氏が相続で得る金額や金庫の中の現金の話などを『殉愛』に書かなかったのはなぜか。

遺産の総額がなんぼとか、遺留分がどうこうとか、そんなことは書く必要がないと思った。それは作家としての判断でしょう」

――さくら氏は巨額のカネを得たのだから「無償の愛」ではないのではないかという批判もあります。

それは極論やと思う。皆さん、親が死んだら財産は全部寄付するかというと、違うでしょう。それでも、それを打算の愛とは言わない。
何も読者のお金をとったわけではない。たかじんさんは尽くしてくれた嫁さんに、後の生活に困らないようになんぼか渡したいと考えた。
それも遺産の4分の1もないくらいの額です。庶民的な目星で1億は高いからカネ目当てだと言うなら、これはもう、そう思う人がいても仕方がない。
そもそも『殉愛』の中で『無償の愛』とは一行も書いていない。僕はそんな青臭い言葉は使わない。
世間が勝手にイメージをつけて、勝手に怒っているんです」

――さくら氏がたかじん氏と結んだという「業務委託契約」についてはどう考えるか。

「たかじん氏には何としてもさくら氏にお金を残しておきたいという意図があった。
さくら氏がお店(たかじん氏と出会う前経営していたイタリアのネイルサロン)の出店をとりやめた時の賠償費用、
(看病中の突発性難聴で)耳が聞こえなくなったことに対する慰謝料、『秘書契約』のお金と、あくまで覚え書きを書いていた。
さくら氏のほうから請求しているわけではなく、こういう覚え書きがありますというのを全部裁判所とかに提出しているわけです」

――さくら氏は自身の陳述書でも、1億8千万円は自分のものと主張していた。

「陳述書についてはよく知りません。本人に確認していただきたいが、さくら氏は税務署に資料を預け、好きに判断してくれと言っている。
全然こだわっていない。彼女自身がそれを今、ポケットに入れている状況ではありません。お嬢さんは遺言の無効を裁判所に訴えているが、
無効になれば寄付分がなくなり、さくら氏も、より多くの遺産を得ることになる。みんなこれを忘れてる。
さくら氏は、それでも遺言をしっかり守って6億円を寄付しようとしているんです」

――Hさんは、百田氏が自分に取材をしなかったことをノンフィクションとしておかしいと指摘しています。

「細かく言うと、お嬢さんを傷つけることになりかねないので言いませんが、直接取材をしなかったのには理由があります。
内容については裁判所で、お互いに真実を求めやっていきましょう」

ダ・ヴィンチ 2015年1月号

ダ・ヴィンチ2015年1月号  こんげつのブックマーク② 『殉愛』百田尚樹

・百田さんは言った。「お二人の物語を僕に書かせて下さい」
・「書き手の余分な感情や先入観、想像は入れないで、ひたすら事実のみを書いていこう、と」
・「彼女は翌年1月20日にイタリアへ帰る予定だったんですが、その4日前にたかじんさんが食道ガンだと分かったんです。
 彼女は悩んだ結果、飛行機のチケットを破り捨てます。
 イタリアで経営していた自分の店も閉めて、自らの人生の退路を断って、彼のそばにいようと決めた。
 そこから彼女は全身全霊をかけて、彼のことを支えるんです」
・「こんな闘病記は前代未聞だと思う」と百田さんは言う。
 「書き手は僕ですが、この物語を書けたのは、さくらさんのおそろしいまでの記憶力ゆえです。
 30分おきに記述を残した克明な看病日記もありましたし、ご本人が非常に鮮明に記憶してらっしゃるんですよ。
 取材をしてびっくりしたのは、彼女は目をつぶって思い出せば、その時の光の具合、
 そこにいた人たちの立ち位置、服装、空間の匂いまで蘇ると言うんです」
・「彼女は看病疲れで何度も倒れていますし、狭心症にもなっています。
 左耳が突発性難聴になった時は、自分が入院したら彼の面倒は誰もみられないと、治療を諦めました。
 今、彼女の左耳はまったく聞こえません」
・「仮タイトルは『最後の女』だったんです。
 しかし書き終えた後で、これはいったい何を書いた物語だろうと改めて考えてみると、
 愛に殉じたひとりの女の物語であると思ったんですね」
・「『永遠の0』『海賊』時代小説の『影法師』にしても、ジャンルも舞台もみな違うんですが、
 共通したものがあるとしたら、主人公たちの持っている”人のために”という精神です。
 僕は確かに、さくらさんのその部分に打たれたんだと思う」
・「義憤がありました。この夫婦に関するねつ造だらけの週刊誌の記事を呼んで、なんとしても、
 この本によってね、少しでも彼女の間違ったイメージを払拭したいと思ったんです。
 こんなにも美しい生き方があるんだ、ということを伝えたかったんです」
・「運命…としか言えないことってあるんですよね。例えば、もしたかじんさんがさくらさんに出会ってなかったら、
 彼は間違いなく、もっと早くに死んでいた」

TVでの発言

SMAP×SMAP 2014年6月2日放送

画像を表示
(この時期は「殉愛」を執筆している最中)
「ノンフィクション作家は、うまいことウソ入れる。わたしも、ノンフィクション書くとき、平気でいっぱいウソ入れてます。ほんまにそのまま書いたら、おもろない」


  • 最終更新:2017-06-18 23:35:08

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード